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Posted by - 2017.08.19,Sat
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Posted by LittKidd - 2009.11.23,Mon
WATANAVADERにアシモフ・ムーア責めに遭って嬉しい悲鳴を上げている最近。
アシモフに関しては、ロボットものから読み終えて、そののちファウンデーションの続き(シリーズの途中までは読んでいる)に取りかかろうという算段です。

まずはベイリ/ダニール・コンビの二冊を。推理小説でありバディもの、そして何よりロボットという概念を今ある状態にまで掘り下げた名作、というぼんやりとした認識くらいはあった。しかし読んでみてこんなに面白いとは…いわゆる名作って、「まあ今じゃなくても良いかな」なんて具合に後回しにしてしまいがちだったりするけど、読むとだいたい「もっと早く読んでりゃ良かった」って思うんだよね。そんな感じの典型でした。

二冊の共通項として、ベイリ(と読者)を生徒としたSF教養小説だということがある。
ロボットとは。そしてロボットが必要とされる社会とは、こういうものなんだよっていうアシモフ先生の人類啓蒙教室みたいな趣があるよね。つまり…普通ではあり得ない殺人事件を探って右往左往する中で、地球と人類とが今まさに瀕する危機が存在すること、それに向き合わずして自分の子どもたちに明るい未来のないことを、ベイリは様々な演者に示される、多様な観点から学んでゆくわけです。増え続ける人口に対し、枯渇する一方のエネルギー。そこには絶対的矛盾がある。この煮詰まった都市国家という袋小路を、人間はいかにして抜け出すべきなのか。

SFってやっぱり社会丸ごとを描くものなんだなーってのを今更ながらに思わせられるし、そこで提唱されるC/Fe社会(人間とロボットの共生)という概念は、現代の科学の有りようにもきっと影響を与えている…ような気がする。そんな風に、大きな知の一端に触れているような錯覚さえ覚えさせてくれる。アシモフ・マジックですわ。

推理ものとしては『鋼鉄都市』のほうが評価は高いのかもしれないけど、個人的には『はだかの太陽』のほうが好き。『鋼鉄都市』よりつっこみ所は多い気はするけど(“ヨシャバテ!"って言い過ぎなとことか。でも前作でも訳されてないだけでけっこう言ってたのかも)、ベイリが、教えられるというだけでなく、「自分たちに必要なのはこれなんだ」みたいな感じで「はだかの太陽」を真正面から見据える、人類という種としての使命に目覚める、的なラストが爽快でいいです。あとあんなに異常に感じられるソラリアが実は「地球にそっくり」なのではないか、という指摘も目から鱗的な転換で面白い。どっちもダニールは意外と活躍しないね。ベイリが勘で突っ走って、でもその行動と直観がどうにかこうにか事件の謎を解き明かしてゆく、というそのトライアンドエラーっぷりがサスペンスを盛り上げるし、ハチャメチャで面白いとこでもある。

短編をのぞくと、『夜明けのロボット』に続いてこのシリーズは一応終わりってことになるのかな。この流れがファウンデーションの世界観にどういう風に絡んでゆくのか、楽しみ。やっぱ発表年順に読むのがいいかしら。一回作戦を練る必要アリ、みたいです。
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Comments
まずはお疲れー
あれ「ロボットと帝国」がなかったっけか?

流石に僕も一気に読んだんで細かく覚えてないが・・・
でもファウンデーション物とロボット物は後半区別がない感じになってくるのでやっぱ発表順に読むべきだった!

というのが僕の後悔。
Posted by Watanavader - 2009.11.25,Wed 22:24:13 / Edit
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