忍者ブログ
[89] [88] [87] [86] [85] [84] [82] [81] [80] [79] [78
Posted by - 2017.04.27,Thu
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Posted by LittKidd - 2008.08.14,Thu
大評判(らしいと噂)のインクレディブル・ハルク。うーん。ネタバレします。

ストーリーに破綻があるわけでもなく、流れもスムーズでテンポが良く、CGも迫力があって、とすごく出来の良い映画だと思った。E・ノートンも辛気臭いツラながらがんばってるし、リブタイラーも少々トウがたってはいるけどやっぱりかわいい。ティム・ロスは出てきた瞬間「最強の兵士?コイツが?」と笑いを誘われたけど、まあそんなマイナスでもない。

ただなんか、主人公がハルクじゃなくてもいけそう。ほんとそつのない、よくできたシナリオ(0〜100までノートンなのかな?)で、逃亡の動機付けからクライマックスまで、ほとんど中だるみといったものを感じさせずに進みますよね。しかしどっかで観たことあるようなプロットの連続である感じは否めず。特色のない、他のヒーローものと置換可能に思えてしまう。そういう「ならでは」感の少なさが、この映画を観ていてまったく「熱く」ならなかった自分の中で、物足りなかった部分なのかな、と思います。

じゃあその「ならでは」感って何よ?っていうと、たとえばスパイダーマンとか。糸で華麗に宙を舞うけど、あれって高層ビルのひしめく広大なコンクリート・ジャングル、つまりはN.Y.を舞台にしているからこそできることじゃないですか。ほんとのジャングルだと枝とか葉っぱとか引っかかっちゃいそうだし、かといってあのアクションなくしては「スパイダーマン」とは言えないし。だからピーター・パーカー=スパイディーってのはそういう意味で生粋のN.Y.っ子で、彼が活躍する場所はN.Y.しかありえない。ピーターの「世界」=「N.Y.」だから、ビルが壊れたり列車が暴走したり、といった破壊は、そのまま彼のダメージになる。その街と、そこに生きる市民を守るために戦う、という図式にすごく説得力があるわけです。

あとつい先日、ようやく『ビギンズ』を観まして。そのときにも同じようなことを感じたんだよね。なるほど、ゴッサムあってのバットマンなんだ、と。「今さらかよ!」と言われそうですが、ブルースにとってゴッサム・シティとは、両親から引き継いだでっかい遺産なんだよね。ほとんど自分の庭、といえるような街でありながら、犯罪や貧困、政治の腐敗といった膿の存在し続けている。そこにはブルースのコミットしてゆくべき、変えてゆくべき「世界」があって、なぜ彼がバットマンになったのか、というオリジンに、確固としたブルース・ウェイン「ならでは」の理由がある。あらためまして、最初から。そういう意味で、『ビギンズ』という作品は、本当に次の作品以降の基礎固めしかしていないとも言える。シリーズに、再び息を吹き込み直すための第一歩。こんだけ地味でも、これ必要な作業なんです。だからやります、と。その意志と覚悟が伝わった(気がした)から、僕は『ビギンズ』に感動できたんだと思う。

では、こちらのブルースは?原作なんか読んだことないし、マーヴルコミックス(というかアメコミ)自体に詳しいわけでもないので、正直大きなことは言えないのだが、この映画だけを観たとき、「ハルクがハルクであるため」の理由が、どれだけ描かれているだろうか。兵器に利用されちゃいけない、ベティを守らなくてはいけない、それはわかるのだけど…もっといえば、ハルク個人の悲しみがもっと観たかった。心拍数がアレだからアレはよそう、みたいな中途半端なギャグではなくてね。そういう意味では前作のほうが、独特のムードがあって好きかもです。犬の金玉殴ってたし。そんなの初めて観たし。あと飛ぶシーン美しかったよね。

ただ今作の、大学のとラストの戦いはわりと好き。「パワーVSパワー」で押し切らず、ハルクのすごさを見せつけながら、どうやったら面白い画作りが出来るか、ということを丁寧に考えてると思う。リアルな感じと、思いっきりフィクションぽい描写のバランスがいい。あの超音波(?)発生装置のエフェクト、カッコイイね。あとラストのカタストロフな感じとか、ヘリのガソリンへの引火をどうやって消すのか、ていうのとか。まああとはあれだね、『ハルク・スマッシュ!』ね。ゆっちゃってましたね。車田正美ばりに。

だから、観てる途中ですでに「次作に期待!もしくはスパイダーマンとのユニバースに期待(ありえね〜)!」っていう感想に固まりつつあったんですけど、最後の最後でほんとになんかそんな展開になったのでびっくりしました。まあ確かに序盤で「スターク」ってセリフでも言ってたけど。しかしほんとにとってつけたようなシーンでしたね。周りの客も、誰このおっさん?て感じで。こころなしかバーのセットも安っぽかった。いやこれでアイアンマンとがっつり内容交差してれば面白いけど、そうじゃないじゃんきっと。や、そういう風に(コミックの、ユニバース展開のように)シフトしてくのか?てかその段階行くまで、このアメコミブームは続くのか?小田切博先生のご意見も聞いてみたい所。

ということで、『ダークナイト』に期待!

ところでスタン・リーってどこで出てるの?毎回出てることすら知りませんでした。
あとMr.BLUEは、あの後どうなったんだろう。
PR
Comments
猫だましで消火してたよね
Blueは死んだとこなかったっけ?

リー御大は、ブルースの血入りジュース飲んで倒れる役DEATH。マーヴル映画には皆勤じゃないかな。

ハルクはねぇ・・・旅番組なんだよ。
身分を隠しつつ街から街へと旅して、その各街で日雇いみたいな事して社会の底辺や、市井の民の苦しみを見る訳。ブルースはインテリなんで、すぐみんなの役に立ったり、土地に縛られた各話ヒロインに好かれたりするんだけど、最後には変身しちゃってまた街を離れなければならなくなる、という。ま、寅さんですかね?違うか。
てこれはTV版「超人ハルク」の構成なんだけどあの「V」を作ったケネス・ジョンソンが作ってて、凄い真面目なシリーズだった。全編哀愁と物悲しさがあってよかったんだよなぁ。TV版のハルクは「放浪の賢人」の物語だった。今回のノートン版にもこのTVのメイン曲が使われてましたよ。まあぶっちゃけ「逃亡者」と同じプロットなんだが。

という事でこのハルクという物語の肝は「ハルクと関係ない人々」との関わりが描かれる事だと思うんだが、劇場でそんな事が許されるわきゃないんで、こういう最終回みたいな話になるしかない。だからTVになったらきっとハルクらしさというものは出るんじゃないかなぁ?
Posted by watanavader - 2008.08.14,Thu 04:42:04 / Edit
なるほどです
たしかに一晩あけてみると、あの冒頭の工場街での暮らしとか哀愁があってよかったなあ、とは思ってた。そういう固有のプロットがやっぱ下敷きとしてあるわけね…納得です。寅さんとゆうより『ユニコ』っぽいせつなさがあるなあ。てゆうかだから、『逃亡者』か。うん、むしろそういう風に連続ドラマで観たいかもね。ありがとう、かなりすっきりしました。

Mr.BLUEが気になったのは、なんかアタマの傷にハルク液が滴って、頭蓋骨がボコンて膨らんでたじゃん。あれは死んだって描写だったのね。あいつもハルク化すんの?次回作の敵?とかって思っちゃってました。

スタンリー、あの爺さんかー!笑
あ、あそこですでに、「普通人にはハルク液はポイズン」ということが言われてたのね。けっこう大事な役じゃん!
Posted by litt - 2008.08.14,Thu 08:01:50 / Edit
Post a Comment
Name :
Title :
E-mail :
URL :
Comments :
Pass :   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
TrackBack URL
TrackBacks
counter
comments
[11/13 NEX-5N]
[12/13 watanavader]
[11/25 Watanavader]
[10/30 litt]
[10/30 watanavader]
searching in wissenschaft
profile
HN:
LittKidd
性別:
男性
 
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]