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Posted by LittKidd - 2008.05.31,Sat
血が流れるだろう、ということで、思い立ったが屹立。PTAのアレ観てきたぉ。場所は渋谷のアミューズCQN、俺も今日初めて行ったよあそこ。トイレ、えらキレイな(私信です)。

映画の話だが、まあやっぱり何をメインで言いたいのか、とかはよくわからなかったです。石油の掘削で身代を築いた男(主人公=ダニエル)の半生記。観る前に、軽く宣伝やレビューで目にして印象に残ってた文章で、「悪とはなにか。それを追求してる」みたいなのがあったので、そうなんかと思って観てたら、そうでもなかった。ダニエルはそんな悪い男じゃなかったよ。そう思うよ。

もちろん悪いことをするのだけど、やむにやまれず、というか、この男はそうせざるを得ないわけ。そいでそのことにすごく自覚的で、そうした自分の性格もちゃんと分析が出来てるし、それを人に語る言葉も持っている。悪を欲するのでも必要とするのでもなく、自分の目的のみが大事で、善悪というものに無頓着だし全然影響されない結果、やってることの半分は悪になる、という感じなのだ。あ、だから、「『悪ってそうゆうことなんだ』ってことをPTAは言いたいんだ」ってことなのか、先の文章を書いた人の心算は。うんなるほど、てかまぁわからないけど。
観ててずっと思ってたのは、主人公ダニエルが野生動物っぽいということだ。しかし、文明社会に馴染めない猛獣、ていう表現もちょっと違うような気がする。そういう批評ぽいおさまりの良いフレーズではなくて、なんだかもっと所在なさげだったり、我慢できないところが野生動物な感じなのだけど…うまく説明できないなー。えと、「悪気はない」みたいな?いやでも悪気はあるんだよな…なんだろう、「前時代的」?ちなみに自分の父親が、ちょっとあんな感じです。あそこまで悪くはないけど。

映画的には、張りつめ、はちきれそうな緊張感の作り方や、シーンの雰囲気における瞬間的/加速度的なボルテージのあげ方など、そういう生理に作用するいやらしい部分が相変わらずうまい。ほとんどホラー映画、みたいなテンションだったりする。演出力が高いというのか、ほとんどが砂漠の採掘場、という色味に乏しいロケーションと、バラエティのないキャストで、あれだけの時間を引っ張る(それが映画業界で許されている)ことのできる力量は、さすがだと思えた。パンチドランク・ラブのときにも強烈に感じたことだが、PTAは、観客に一瞬のカタルシスを与えるのが非常に上手だ。たけしとはまた違った、視覚的にすごく気持ちのイイ暴力。膨らみに膨らんだ風船が割れたような、凄惨だがあっけない感じ。共感してしまって後ろめたい気持ちになるのだが、今回はそれが薄かった。罪がない感じというか…この部分がこの映画の肝のような気もする(だじゃれ)けど、やはりうまくは説明できない。ただ、この『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』を観て、救われた気持ちになる人はいると思う。最後のセリフには、安堵のようなものがこもっている。

あとはですねー、とにかく女が出てこない。おそろしく注意深く排除されている、とみてさしつかえないであろう。女は社会の半分だし、だから社会を描くつもりが全然ないんだと思う。ダニエルの気持ちもわかるし、彼女の気持ちもわかるよね、みたいにしたくなかったんじゃないかなきっと。シンプルに、ダニエルだけを描きたかったというか。息子のH.W.が惑星で、ダニエルが恒星、そういう天体を描写してみたかった、というか。ちなみにこの映画は、ある人に捧げられてます。映画に詳しい人なら、それを知ってまたあらたな感想を得たりするのかも。僕にはよくわかりませんが。
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