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Posted by - 2017.08.17,Thu
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Posted by LittKidd - 2008.08.05,Tue
ウウゥ煙草が酔態…。小説の感想でも書いたけど、ビジュアルで責められるぶん、禁煙者にとって地獄のような映画でしたっす。以下若干のネタバレを含みます。

んで、面白かった。けして圧縮しただけではない(と思う)、原作のテーマをじゅうぶんに汲み取った脚本が素晴らしい。演出もさすが。個人的な感覚に過ぎないことはわかってるけども、小説の読後感と、映画の鑑賞後のそれがほとんど同じだったことに驚く。これは「映画としてのオリジナリティがない」と言ってるわけではない。というかむしろその逆。地味なシーンでアレだが、カンナミがダイナーにいる間に基地が襲撃されたあと、戦闘を終えて飛行機を降りてきたクサナギが、基地に駆けつけたカンナミに「煙草持ってないか」と聞いて、一本もらって電話をかける場面。煙草を手渡す、カット変わって火を点けてもらう、またカット変わって(カンナミは倉庫の外に移動)、外から壁にもたれた正面のカンナミと、その壁越しに電話しているクサナギの背中、というごく短い間に3つのカットを割る(それも自然に)一連の流れの中に、ヒートアップ&クールダウンするクサナギ、カンナミの安心、この時点で微妙に変わりつつある二人の関係性と、そのむかう先…といういくつもの、台詞や言葉で表されないモノを描いてる。こういうのを見ると本当にぞくっとする。「あ、映画を観ているな」って嬉しくなるのだ。

空中戦もそら凄かった。スピードとかコクピットのGを感じそうになるのはもちろん、あの「大作戦」で編隊を組んで飛ぶ大量のヒコーキの群れの迫力は、たまりません。別に普段から飛行機に興味なんていない僕がそうなのだから、好きなヒトがみればこれはもうなんでしょ、テーブルの上に山盛りのプレゼントと大好物ばっか並べられた11歳の誕生日、みたいな感じなんじゃないでしょうか。ブルーレイで観たりするとまたえらい事になるんだろうねきっと。

というかなり完成度の高い映画なわけですが、原作がそうであるのと同じく、興味を持てない人にとってはつまんない作品かもしれない。基本的にテンションの低い人たちが、死ぬだの死なないだの言ってる話ではあるので。帰りのエレベータで一緒だったカップルの女のこ(ギャル)も「あ〜超ネムかった〜」って超屈託無く言ってたもの。僕自身も原作で好きなのはやはりクサナギがエースパイロットとしてばりばりやってる頃の話だったりするし、ティーチャ(映画ではティーチャーか)との因縁(と対決!)はそれこそ映画向きだとも思うので、もし続編があるならそこが映像化されるのはすんごい楽しみです。あ、菊地凛子がすごい良かったからこそ、そう思えます。菊地サンキュー。(でもササクラが女性だと、あのあたりの味わいは若干変わってきちゃうかな…)

とまあ良いところの多い映画だけに残念だったのが、「読売新聞」の氾濫。気がついただけで7つのカットにロゴが。そのたびにあ〜まただって思うわけです。スポンサーなんだろうけど、そして「日テレなんちゃら55周年記念作品」らしいけど、あの回数はちょっとないんじゃないか。設定的には、現実とパラレルな戦後世界、となってるので、読売というグループ企業が存在しててもおかしくはないですよそりゃ。そして別に読売を個人的に特別憎んでるわけでもないけど、じゃあその社名が映画の内容に必要なものだったか?って考えると…明らかにそうではないよね。金払って好きな監督の好きな映画観に行ったらCM見せられた、ていう怒りに正当性はない?そこまで映画というものに潔癖である必要はないとしても、この作品のテーマ的にどうなの?っていうのがある。原作やパンフのインタビューでサリンジャーが引用されてますが、ホールデンならこの『いやらしいインチキ』をなんて言うでしょうね。

あと竹中直人。ギネスかなんか目指してるのか知らないけど、あのひと言ふた言を言うのが彼である必要もまた感じられない。手垢のつきまくった出たがり役者の登場に、これもやはり「またか」と現実に引き戻されました。

久しぶりにパンフを買いました(『X-MEN3』ぶり)。散香とか染紅のカタチが確認できたのでよかった。あとストールターン、小説読んで想像してたのとほぼ同じだった。あと最後ティーチャにむかってゆくカンナミが「I Kill My Father!!」って叫ぶのに「えッ?!」って思ったんだけど、そうゆうことなんですね。ホントに読みが浅いな俺は。
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