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Posted by - 2017.08.19,Sat
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Posted by LittKidd - 2009.08.29,Sat
ええっともう三週間くらい前かな?友人と一緒に観に行ったので感想。

ひと言で言えばぬるい、ということになるんだろう。OZのデザインのいかんともしがたいだささとか、バトルシーンでのカメラワークのもったりとしてポイントを押さえられていない感じとか。そういう「アニメとしての出来」、直感的な部分での鈍臭さと、「家族は大事」「力を合わせることが大事」みたいな説教くさいことを言うかと思えば、「彼氏だっていうフリをするバイト」的なオタク寄りのプロット(のパロディだけど、もはや)をちょいちょい挟み込んでくるシナリオがいびつというか、すごく中途半端な手ざわりに感じられた。

世代世代を揃えた大家族の面々、「引きこもり」や「普通」や「ひがみっ子」にそれぞれバランス良く見せ場を与えているのは、対象を広げたいという意図があるんだろう。OZというスーパーグローバルにワールドワイドな仮想社会に起因した世界の危機を、東方の小国のとある一族がこいこいという伝統はあるがほとんど廃れたウルトラローカルな競技で、世界中の人たちと力を合わせて、救う。そこになにかしらのメッセージがあるのはわかる。わかるんだけど、あの一族の人たちが全然普通じゃなくて、素直に感心できない。各界の実力者に太いパイプを持つばあちゃん、米軍に採用される最強のウィルスを開発した天才プログラマ、ネット格闘界でキングの名をほしいままにする少年ゲーマー、プラス、数学オリンピック日本代表にぎりぎりで落ちた主人公。なんかもう都合良すぎ、みたいに思わないでもない。

でもまあまあ楽しくは観られる。ヌルオタ代表の僕自身も、退屈はしなかった。サマーウォーズに意味があるとすれば、世間に「アニメはジブリだけじゃないんだ」って印象を与えることと、ライトなオタク予備軍の小中高生に「SFって楽しそう」って道を示してあげられるかもしれないこと、あと日本人の何パーセントかが「仮想社会ってこういうものか」と大雑把な理解を得ることだ、と思う。

一緒に行った友人はこのぬるさに憤っていたのだが、『時かけ』からこれだけステージ(予算)が上がって相応の収入を期待される感じになっていることを考えればこんなもんだろう、と僕は思った。
「それじゃダメじゃん」ていうのは確かに正論だ。適度に健全でわかりやすくさえあればいい、という態度は、ある意味で手を抜いてるとも言えるわけだし。でも結局、ヒットしなけりゃ次作が作れないのも映画である。よく知らないけどそういう面もあるんじゃないのか。だとしたら、仮想社会ものというテーマでこれだけわかりやすいものを作った、という点はこの作品の美点と言えるだろうとも思う。ヒットしてるのかどうかは知らないけど。

だからこそ、雑音の多くならざるを得ないシナリオには目をつぶるとして、演出とかデザインの面ではもう少し頑張ってほしかった、という所に個人的には戻る。クライマックスも計算見えすぎて全然こなかった。唐突だけど、『ポニョ』みたいな好き勝手した目茶苦茶な映画でバカみたいに金を儲けてる今の宮崎駿が、僕はけっこう好きだ。あんなの大半の人が面白がれるはずもないのに、うまく騙して「さすがジブリ」みたいに言わせてしまう。ほとんど説教強盗だし、ザ・グレート・アニメーション・スウィンドル。かなりパンクだと思う。細田さんという人が以降どうなるかわからないが、しかしこれを目指してもちょっと無理だよなあ。だってハヤオの作品はやっぱり昔から面白いもの。
(別に宮崎駿原理主義ではないんですが)

ていうのを借りたゼーガペインのサントラを聴きながら書いてます。ぜんぜん意図してなかったんだけど象徴的に好対照ですね。ロッキーチャックはむかし,CSの音楽専門チャンネルでADしてた時によく放送があって聴いてた。いいバンドなのになあ。
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