Posted by LittKidd - 2009.11.24,Tue
『虫と歌 市川春子作品集』/市川春子 講談社
世の中には、恐ろしいヤツがいるもんだ。
ムーアをあれだけホメておいて舌の根も乾かぬうちに軽薄、そう思われたって仕方がない。
しかしこの市川春子という人はすごいよ。2006年にアフタヌーンでデビュー、以来四編を同誌に掲載、それら(+書き下ろし1点)をあつめた初短編集がこのたび上梓。本職はデザイナーらしい。
本書の装丁もご自分で手がけている。
全然知らなかったなあ。SFです。メタモルフォーゼおよび身体性、といったあたりが重要なテーマとしてありそう。そして、高野文子に迫る表現力とセンスです(たぶん高野を好きなんだと思う)。
あんまりすごくて、帰りの電車で号泣した。翌朝、そんなマンガを読んだこと自体がもしかして夢だったのでは?と思ってカバンをまさぐる。
果たしてそこに、この本はありました。感銘が本当のものだったのかどうか、怖くて読み返せません。
打ちのめされました。マンガを読むすべての人におすすめしたいなぁ。
PR
Comments
Post a Comment
unrequited link
latest entries
(02/24)
(01/26)
(12/02)
(12/01)
(11/27)
(11/27)
(11/24)
(11/24)
counter
comments
[11/13 NEX-5N]
[12/13 watanavader]
[11/25 Watanavader]
[10/30 litt]
[10/30 watanavader]
categories
archives
searching in wissenschaft
profile
HN:
LittKidd
性別:
男性
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
Powered by "Samurai Factory"