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Posted by LittKidd - 2008.03.31,Mon
というわけで、買ってきましたカラスヤサトシの新刊!『萌え道』。

マンガ作者と担当編集が、いわゆる話題の(メイドカフェや小悪魔居酒屋といった)萌えスポットに出向いてアレする、といういわゆるルポまんがですが、なんかね。そこまで「萌え〜ッ!!!!」とはならない(なれない)カラスヤ氏とお店(女の子)との距離感が毎回絶妙で、そればかりが気になる出来となっています。でもわかる!その、お店の趣向に乗り切れないその感じ!わかるよカラスヤ氏!

「どうしよう、乗り切れねえ、乗り切れねえよこの設定…」そんな経験が誰にもあるはず。わたくし、この本に載ってるお店の中で二つは行ったことがあったのですが、どっちも二度と行かねえと思いました。いやそれは店が悪いからとかじゃなくてこっちの問題なんですけど、たとえば萌えとは全然関係なく、回転寿司を食べに行きましたと。んでちょっとカワイイ店員さんがいて、作務衣みたいの着てカッコは全然カワイクないんだけど、お勘定の時に皿を数え間違えて職人に怒られたりして、しょげたりしている。これはもう、スゴく萌えるわけです。あくまで個人的にネ。でも架空の王立魔法学院の下級生がカワイイ制服着て、「ハイせんぱい、○○の○○(独特のファンタジックな名前の飲み物)だよぉ〜」って持ってくると、なんか額からつーっと冷や汗が下りてきて、どうしようお腹痛い。たぶんこうゆう議論はネット上でいっぱいかわされてるとは思うのですが、やっぱお金を払って用意された「萌え」と、町で見かけた天然物のそれとでは、成り立ちから性質までまったく別物だよなぁ、という感覚がどうしても拭えないわけで。じゃあマンガやアニメにお前は萌えないのか?って言われると、萌えたりしますよ。ええそりゃもう。でもマンガやアニメの萌えだって「用意されてる」ものではあります。じゃあ何が違うのかってゆうとアレです、この『萌え道』でもある人による言及があるように、「いかに想像力というフィルターを発動させるか」、それを「生身の女子を前にして」どれくらい達成できるのか、ってゆう所にかかってるように思えるんですね。

カラスヤ氏の『萌え道』に戻ると、本書で氏がいちばんいきいきしてるのが、「萌え川柳」をたしなんでるとこだと思えます。いわく、「菓子パンを カバンにつめて プチ家出」とか「キスしたら かくばくはつが おきちゃうの」(←傑作だと思う)。つまり17字という少ない情報量の中で、いかに想像力を刺激して、読者各人の妄想を誘発したうえで「萌え」に着地させるか、その一般化の成功率が高いほど、それは良い「萌え川柳」だという、わりとこみいった遊びなのですが、この作業は「萌え」そのものとの相性がきっとすごくいい。萌えとはようは思いこみ。想像の遊びだと思っている自分にとって、リアルの女子がバイトで提供してくださる萌えは、どうしても最終的に「信じ切れない」。だってぜったい気持ち悪がってるしダルがってるもーん。だから、後から妄想の素材にさせていただくのは、わりとできる。でも目の前でリアルタイムに進行する萌え語尾や萌えポーズに乗っかって萌えるのって、ハードル高いですやっぱ。どうしても表情とか読んじゃうから。いやこれを言っちゃお終いなのは、わかってますよ。皆さんがそう感じてるであろうことも。だから逆に、ああいういわゆる萌えスポットで芯から楽しめる人たちって凄い、と思うわけです。もうある種の萌えリテラシーというか、この世紀を乗り切るのに必要な素養の一つなんじゃないかと思う程。

…こうした結論が出るまでに、このマンガのせいでここ二日間ほどものすごく「萌え」に関して考えてしまったワケですが、あーもう普通に『カラスヤサトシ』の3巻買えば良かった。それもこれもオビに書いてあった「描き下ろしたっぷり!!4コマ+1コマ漫画53ページ!!」の一文に踊らされてのことなのでした。いや、もしかしたら万が一、『霊能探偵マリコ』載ってんじゃないかと思ってさ。描き下ろしとは結局、各回毎のあとがき4コマとカット1枚のことで、これはこれでお得です。でもまあ冷静に考えたら、アフタに載ってた(かもしれない)ものが竹書房の単行本には収録されないわな。まあこれを機会に、こんな時代だしご本人がこれを読まないとも言い切れないと思うんで思い切ってお聞きしますがカラスヤさん!アフタヌーンの欄外マンガで『霊能探偵マリコ』って描いたことありませんか?アレがすごい好きで、もう一回読みたいんです!てか違ったらこんな失礼なコトないな。ごめんなさい、あらかじめ。

コレと、新しい携帯に付けるかっこいいストラップ(丸尾末広の)をみつけてしまったことで生じた諸事情(経済的な)から、前述の『僕とポーク』は購入できませんでした。俺の優先順位って。
あと比較するわけでないですが、『萌え道』と似たマンガに小田扉の『男ロワイヤル(男ロワイヤル/太田出版 所収)』があります。1Pマンガながら、小田はどんな素材も自分風味に調理して、どこをどう読んでも小田まんが、という味に見事に仕上げていました。でも『萌え道』だって面白い部分はいっぱい。特に整体の回の「○○キャラ」にリアクションが…という部分などはツボでした。あとカバーをとると読める本体の表紙・裏表紙のあったらいいなこんなカフェは必見。特にその4、最高です!こういうマンガにしちゃえば良かったのに(雑誌的に無理でしょうが)。でもこんな映画も公開されるようですし!

ていうかすげーなこの発想。
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